シエラレオネ事業:2022 年 4~5 月の活動報告

 2022 年 4~5 月に予定していました下記の活動を行いました(一部は現在進行中)ので、活動の様子を簡単ですが一部ご報告させて頂きます。

1) HANDS と地元 NGO(以下、CAWeC)が県関係者会議を実施し、本事業の共有・進捗報告を行う。
2) CAWeC が、モリンガと野菜の種、農耕具を購入し、各校の母親支援グループ(以下、MSGs)に配布する。
3) 農業普及専門家の指導のもと、各校の担当教師が MSGs にモリンガ野菜農園設立に向けて実地研修を実施し、MSGs がモリンガ野菜農園を設立する。

1) 県関係者会議を実施し、本事業の共有・進捗報告を行う。

5 月 16 日に、10 か所の小学校の校長、担当教師、各校エリアの MSGs の女性リーダー、県保健局の栄養士、そして 農業 森林食糧 安全保障 省 ( Ministry of Agriculture,Forestry and Food Security:MAFFS)のモニタリング評価を担当する県役人の計 28 名が参加して、県関係者会議が開催されました。 CAWeC 担当者からは、過去 3 年間のモリンガ・スクールガーデンの活動と成果、そして 2022 年 4 月から新たにMSGs 対象に実施する活動の概要について説明を行いました。

2)~3) 各校で、MSGs 対象にモリンガ野菜農園設立に向けた実施研修を行う。
シエラレオネは、5 月から雨季に入り雨が降り始めます。今年は 4 月から雨が降り始めたそうです。この時期が畑づくりに最適ですので、MSGs 対象にモリンガ野菜農園の設立に向けた実地研修が始まりました。(一部の学校は、現在も進行中です。)2019 年と 2020 年に、ブルキナファソの外部講師が CAWeC 担当者と担当教師に、「モリンガ・スクールガーデン」の設立の方法を実地研修したのですが、写真で見る限りでCAWeC と担当教師の指導のもとで、きちんと行えているようです。

1) モリンガと野菜の種の配布
モリンガの種と野菜(オクラ、きゅうり、唐辛子、トウモロコシ)の種が小袋に分けられて、そして青ビニール袋にまとめられて配布されました。



2) モリンガ野菜農園の実地研修
① 野菜農園用の土地の耕作

② 区画の測量

③ 畝作り

④ まずは、担当教師から種まきの方法を伝授

⑤ MSGs メンバーも種まき

MSGs によるモリンガ野菜農園も、すでに 3 年間行われていますモリンガ・スクールガーデンのようになるように取り組みを始めました。(左下は、現在のモリンガ・スクールガーデンの様子、右下は、作業終了後の様子です)